🫠

見つけてもらえない人

01.08 月

左手が痛むというのにスプラトゥーンをしていてよくない。

Number_i『GOAT』めちゃくちゃかっこいい、これは2024年の覇権ですワ。

01.09 火

日記を公開していることがなんだか急に恥ずかしく思えてきた。わたし、顔、真っ赤です。今さら「日記をインターネットで公開すること」への葛藤とかはないんだけども。恥ずかしさはそれとは独立している。

22時過ぎに布団に潜ったのに全然眠れず、アルコールを買い求めに近所のセブンイレブンに行った。最近、自分が外に出た途端に雨が降り始めがち。

深夜にコンビニに行くのは楽しい。10年前も20年前もそうだった。10年後や20年後も楽しいと思えるかな。どうかな。

01.10 水

まずい、1ミリも仕事をする気が起きない。

昼休み、近所のサニーへ。雨上がり + 晴れの組み合わせが気持ちいい。わたしはもっと日光を浴びるべき。昔は意識して生活してたんだけどな。いつの間にか気にしなくなった。引っ越してからか? 福岡、わりと曇りがちな印象がある。データは知らん。

Audible で市川沙央『ハンチバック』を聴く。とてもおもしろかった。自分がいかに安穏に生きているかを思い知らされる、パワーのある作品だった。言いたいことがある作品は強い。

元日からオーディオブックを使い続けてみて思ったのは、本を読むのと朗読を聴くのは全然違う体験だけど、終わった後の余韻は同じ種類だな〜ということ。「物語を楽しむ」という点は変わらないからかな。映画とかもそうか、たぶん。

01.11 木

リュウジのレシピで作ったタマネギの無水カレーがおいしくてハッピー。無水カレー、トマトを使いがちなのちょっと納得いってないとこあったので、これはよい。リピ決定です。

01.12 金

ほぼ日の糸井重里と宮本茂の対談がとてもよかった。どこを切り取ってもおもしろいんだけど、自分が特にグッときたのは第5回のここ。

だから、1秒の間に60フレームで動いてて、
どの瞬間にその速度がリニアになるのか、
だんだん変わるのか、一気に変わるのか、
みたいなところをプログラマーと話すんですけど、
ゲームデザインする人って、
プログラマーに伝えるときに、
「いい感じで跳んで着地してください」みたいな
仕様書を書く人が多いんですよ。
でも、それだと、けっきょく動きや感覚を
プログラマーがつくることになるので。

そうすると、ジャンプの動きは、
このプログラマーがつくって、
演出は別のプログラマーがつくって、
音楽は音楽の係が鳴らしてってなると、
それらを寄せ集めると、バラバラの人がつくってるので、
なんかこう、一体感がなくて。
「だとしたら、監督いらへんやん」
というのが、ぼくのいつもの理屈で。

100万回うなずいて首がもげた。ディレクター不在問題について思うところはかなりあるが、最近はもうすべてを理解して期待することをやめた。

終業後、流れで何人かで飲みに行く。そういう場での同席が初めての人がいたので、ここぞとばかりに「会社に苦手な人いますか?」みたいなしょうもない話題を振りまくる。本当はできるだけこういう、次の日にはすべて忘れてしまって構わない、どうでもいいことだけを話していたい。

この時期に言う今年の目標とか決めごとって、実際はここ数ヶ月くらいにだけ適用されるものだったりするよね。でもそれをちょっと大げさに「今年の」と言ってしまうの、やっぱりかなり嫌いじゃない。

そういうノリで自分に課したルールのひとつに「5人以上の飲み会に参加しない」というのがある。人数は目安でしかなく、また飲み会に限った話でもないが、要は自分がいてもいなくても成立する集まりに顔を出す必要はないよなっていう。例外はあるし、これの賞味期限も実は今月いっぱいくらいの可能性もあるが、まあそれはそれで。

01.13 土

部屋の模様替えを思い立つ。今日のうちにデカい家具の移動などを終えようとわちゃわちゃしているうちに日が暮れる。天気がよかったので、ちょっともったいないことをした気分。

片付けをしながら Audible で川上未映子の短編集『春のこわいもの』を聴く。5時間半くらいだから、アニメ1クール12話分を一気見するのと同じくらいのボリューム。漢字なのか平仮名なのか、句読点をどう置いてるのか、「原文のとおりに引用できない」のはオーディオブックの惜しい点だな。

きっと、何かが起きた時に、誰かにちゃんと見つけてもらえる人と、誰にも見つけてもらえない人がいるんだと思う。それは、その人がどんな場所にいるかってこととは、関係がないことなんじゃないかと思う。

悪意と呼ぶにはささやかで、しかしいたずらと言えるようなかわいげは1ミリも含まれていない、人間の底意地の悪さみたいなものがいい感じにイヤな感じに表現されていて、かなり好きな作品だった。岸井ゆきのの朗読がとても良くて、たぶん、自分で読むよりよい体験だった。作中で描かれるコロナ禍での街や学校や生活の様子を想像しながら、自分がその頃どんなふうに過ごしていたのかを思い出そうとしたんだけど、あんまり覚えてなくて愕然とした。人はすぐ忘れてしまう。

01.14 日

今日もいい天気でグッド。片付けもそこそこに外へ出る。大手門のギャラリー・エウレカで宮下恵太「わたしたちの光、おおらかなしるし」。0 と 1 で表現されるデジタル信号の仕組みを「おおらか」と捉える感性とソリッドなアウトプットのギャップがおもしろい、クールかつチャーミングな展示でした(横文字を連発してしまった…)。

「わたしたちの光、おおらかなしるし」展示風景 1/4

「わたしたちの光、おおらかなしるし」展示風景 2/4

「わたしたちの光、おおらかなしるし」展示風景 3/4

「わたしたちの光、おおらかなしるし」展示風景 4/4

その後書き初め大会に参加し、ベローチェを経由し、天神のジュンク堂書店に寄って、最後にサニーで買物をして帰宅。雑めな夕飯を済ませたのちに片付けを再開し、とりあえず寝る空間を確保。自覚はありまくるけど、そもそもモノが多すぎるんだよな。残りの片付けは 1 年かけてやろう…。1 持ち帰ったら 2 処分するみたいな心持ちでいたいが、果たして。

制作スペースもきちんと確保できてよかった、あとはいい感じの椅子を手に入れることができたら優勝。暫定的に昔 IKEA で買ったスツールを置いてるけど、座るたび 5 秒で腰が爆発する。

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