🫠

思うところあるある → ある

01.01 月

@here 今年もよろしくね

昨日に引き続き、今日も出かけないと決めていて、それを実現した元日であった。やったぜ。

新年だし新しい何かを生活に取り入れようと思って Audible に登録。最初に千葉雅也『現代思想入門』をちょっと聴いてみる。なんかナレーションの感じが期待してたのと違う。本を持ってるから、それを自分で読んだ方がよさそう。他になんかいいのないかな〜と考えて、川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』を選択。これはいい感じ。素直に聴ける。流しながらずっと刺繍をして過ごした。

会社 Slack の通知で地震のことを知った。石川県には何度か旅行で行ったことがある。心がざわつく。ちょうど刺繍をしていてよかったなって思った。

01.02 火

今日も Audible を流しながら刺繍。ちゃんと習慣になりたい。2024年をどういう1年にしたいか、去年のうちに考えておいたから行動に迷いがなくてよい。

『すべて真夜中の恋人たち』を聴き終えた。こんな話だったんだ〜、っていう新鮮な驚き。川上未映子はけっこう好きな作家だなという予感がある。オーディオブックを使うのは初めてだけど、耳を離して話が分からなくなった時にちょっと戻って筋を確認する、みたいなことがしづらいのが気になる以外は概ねいいな。意外と文学作品が充実していて、うれしい誤算みがある。

今日も家で大人しくしている予定だったけど、別に破っても誰にも怒られないルールなので、サニーへ。この半年くらい見かけなかったパイナップルが入荷されていて驚く。

唖然とするようなニュースが続く。自分の生活に直接的な影響はないが、気分はやっぱりちょっと落ち着かない。なるべく早く、平穏な日常を取り戻せてほしい。被災地に暮らす方々も、自分を含むそうでない人たちも。

01.03 水

喫茶カヤでお雑煮をいただき、trash でシャツを買い(初売りセール的なやつに数年ぶりに参加してみた)、ジュンク堂書店をぶらぶらし、ビックカメラの脇にある兼虎へ。2024年初ラーメンだ。つけ麺だけど、つけ麺はラーメンの一種だって SUSURU も言ってた。ちょっと並んでる。価格改定についての貼り紙があり、元日からつけ麺が値上がりしましたっていう話なんだけど、その理由について「従業員の待遇の向上のため」みたいなことが書いてあって泣いた。それは本当に大事だから…。ところで、わたしが福岡に引っ越してきた2021年の夏くらいはたしかつけ麺 1 杯850円だったと思うんだけど、2年とちょっとで300円値上げは率直に言ってエグい。我々の給与も1.35倍になってほしい。

夜、昨日の航空機炎上事故の影響で東京に帰れなくなった友人が博多の屋台で飲んでる様子をストーリーズにアップしており、連絡をとって合流。SNS を通じてなんとなく近況は知っていたからそこまで久しぶり感はないけれど、実際に会うのはたぶん 3 年ぶり。おたがいもう食べ物はあんまりいらんやろ、ということで入ってみた屋台バーがめっちゃいい雰囲気でよかった。ワサビのカクテルがおいしくて感動。

誰かと音楽の話で盛り上がれたの、だいぶ久しぶりな気がする。福岡に来てから、音楽の話ができる人とあんまり知り合えていないんだよな。いないわけでは絶対ないんだけど。楽しかった。YouTube めっちゃ観てる、Twitter をやらなくなって今どんな音楽が流行ってるのかにめちゃくちゃ疎くなってしまったのでふつうに助かってる、おもしろい、ということを直接伝えることができてよかった。

宿泊先まで雨に打たれながら散歩して、今度は東京で会おうっつってハグして解散。青春やん。てけピの藤本タツキインタビュー、めっちゃおもしろかったのでみんな読んでくれよな。

そして友達自慢をしてしまった私はきっと地獄に堕ちます。これはもう、しょうがないね。

01.04 木

最近とてもマズいなと思っていることがある。左手の腱鞘炎が悪化している気がする。割と日常生活に支障が出ているんだよな…。動かせるんだけど、ちょっとした動作でピキッと痛みが走る時がある。キーボードを叩くのも刺繍をするのもゲームで遊ぶのもぜんぶ手を十全に動かせるからこそ可能なわけで、私はもっと自分の手を丁重に扱うべき。

ちょっと迷った末に Audible で『同志少女よ、敵を撃て』を聴き始めた。勝手に日本人の女子高生同士が殺し合う(『バトルロワイアル』的な)話を想像してたら全然違った…と思ったけど、殺し合うっていう点では同じだった。

01.05 金

会社に言われるがまま有給休暇を取得するのが癪だったので出社。オフィスにはたぶん合計で10人もいなくて、それはもう快適だった。いつもこのくらいしか人がいないなら毎日出社でも全然いいな。

お昼、同じチームの同僚とラーメン屋へ。今年2杯目か、割とハイペースだな…。今年はどんな 1 年にします? 的な話題になり、「いつ辞めてもいいように準備する年にします」と答える。最近は以前より辞めたさが和らいできた自覚はあるけど、かと言って今後 5 年とか 10 年とかに同じ環境に身を置いている未来はあんまり想像できない。自分がこれからどんな風に生きたいのか、この年末年始でだいぶ考えて、けっこう分かってきた。それは確定ではなく、これからもあらゆる物事から影響を受けながら絶えず変わっていくけど、たぶんもう芯はブレない。

昼休みが終わって2時間くらい作業をしたところで「もう働けないよ!」という気持ちが爆発して早退。会社近くのコーヒースタンドへ寄ると、同じように早退したり午後休を取得してきたっていう人が続々と集結していて笑う。ちゃんと出社しただけで俺たちは偉い、よくやったよ。真面目な話をすると、今日出社して少しでも働いていたことが来週の自分にとって大きな助けになると思う。知らんけど。

01.06 土

マクドの新作メニューが出ていることを知って買ってみた。チキンのやつ。おいしかった。これはリピありです。

『同志少女よ、敵を撃て』を聴き終える。歴史のこと、もっとちゃんと知っておかないといけないな、と思った。学校で習ったはずの第2次世界大戦のこと、何も覚えてない。ウクライナとソ連が友好的な関係にあったみたいな記述がちょこっと出てきて、現状と重ね合わせてびっくりしたが、知識がないので考えることもできない。

01.07 日

薔薇とイワシへ。急に改めて実感したけど、カフェでコーヒーを飲んだりケーキをつついたりしながら本を読む時間、めちゃくちゃ尊いですね…。感謝の気持ちを忘れてはいけない。刺繍が好きならきっとおもしろいと思いますよ、とお店の方が本棚から持ってきてくださった洋書がドンピシャすぎて、わんわん声をあげて泣いた。いつかやりたいと自分が考えていたことについての羅針盤のような内容だった。ありがて〜。

『違国日記』2周目を読み終える、女性の某医大受験者への減点についてのエピソードがいちばん印象に残っているかも知れない。朝の素直さが森本さんの心を動かす様子に希望しかないのがすごく好き、っていうのがひとつ。もうひとつは、森本さんの事情を知った槙生さんの「わたしたちにとっても関係ない話じゃない」という言葉の重み。高校生だけの問題でも、女性だけの問題でも、医大受験生だけの問題でもなくて、自分も(あなたも)含めた社会の話なんだよな、っていう。

『違国日記』は「孤独を誰とも分かち合えないこと」について執拗なくらい描いた作品だけど、「それでも誰かと関わりを持つこと」を主要な登場人物みんなが諦めていないのがとてもいい。故に残酷で、読者の胸を締めつける。作中のいろんなトピックに明快な回答が用意されることはほとんどなくて、だからこそ、自分自身を映す鏡のようなマンガだと思う。次にまた読んだときは、全然違うエピソードが気になってるんだろうな、たぶん。

勢いで『転職ばっかり上手くなる』も読み終えた。キャッチーなタイトルとは裏腹に、自分が自分らしく生きる環境を切実に求めるエッセイだった。でも辛さやしんどさは文章からはあまり感じられなくて、むしろ読む人の心をふっと軽くするパワーがある。

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