🫠

あの花が咲いたのは、

12.11 月

  • 「〜となっております。」っていう言い方が気になってしょうがない。滲み出る「私以外の誰かの手によるものです」感。きちんと責任を引き受けてほしい。ほとんどの場合、そんな自覚もなく使われているんだろうけど、それがまたイライラする。お前が始めた物語だろ。
  • 会社で半年分の自己評価を入力しないといけなくて本当にだるい。個々人の活躍を正当に評価しない仕組みとしての評価制度となっており(これは正しい用法)、まじでこれで誰が幸せになるんだろうなという感想しかない。会社から発せられる「社員を幸せにする」みたいな言葉たちを真に受けてはいけないことを強く実感した2023年であった。本当はいつだって期待することを諦めたくないんだが…。
  • まあ、自分のやり方がよくなかったなという反省もかなりあるので、いい塩梅を見つけたい。
  • 最近はカネコアヤノをよく聴いている、なぜか名前を目にすることが多いので。そういう偶然には積極的に乗っかっていく。

12.12 火

  • 家から一歩も出なかった。雨だるいな。
  • YouTube が「デカい会社の人事の偉い人にインタビューしました」的な動画をサジェストしまくってきてちょっと笑う。
  • 心の中で100回舌打ちしながら評価の入力を終えた。
  • 『ミギとダリ』が佳境。すごい話になってるな。

12.13 水

  • ひさしぶりに晴れてる気がする。昼休み、美野島「Oh my BAKE!」でクッキーなどを爆買いし、そのあと近くの八百屋で大根と白菜を買い求め、チャリチャリにまたがったところで iPhone を地面に落っことしてショック。新しくしてから初めての。液晶にちょっとキズが…。
  • 操作に支障のない範囲で外装にキズがつくのはあんまり気にならない、というかむしろ使い込んだ道具感が醸し出されてその方がよいまである、けどガラスは割れないでいてほしいな、という自分のラインを自覚できたのでよかった、と思うことで心を乱さないよう努める。アップルケア+に課金してるけどそれで交換するほどでもないな、という冷静な判断のもと、保護ガラス的なものを注文した。
  • 急にツボにハマった感じがあり、YouTube で芸人の永野の動画を突然めっちゃ観た。おれが目指すべき人間像はけっこう本気でこれなのでは。
  • よく通っているロースターから「都合により当面の間休業します」というお知らせが届く。えっ、大丈夫かな。最近、疲れてる様子だったから心配。自分と関わりのある人たちは楽しく健やかでいてほしい。
  • ふと思ったんだけど、それって世界中の人々に対して願うよりよっぽど強欲なんじゃないだろうか。

12.14 木

  • 羊文学の『光るとき』が急に好きになって一生聴いてた。最初から最後までぜんぶパンチラインですごい。
  • ロースターの店主から続報があって、体調不良による休業、ではないらしい。今の自分には静かに営業再開を待つことしかできないんだなあ。悲しい、というか。
  • こないだ知り合った人から借りた江國香織『落下する夕方』を読む。最初はイマイチ乗れなかったけど、華子が梨果の住むマンションに来たあたりからおもしろくなってきた。作者の手のひらの上で転がされてるのがはっきりわかって悔しい。うれしいけど。
  • 自分が物語に期待するのはいつだって、どんなふうに手のひらの上で転がしてくれるか、だ。

君たちの足跡は、進むたび変わってゆくのに 永遠に見えるものに苦しんでばかりだね

12.15 金

  • 朝、出社してすぐのあんまり頭が回らずぼんやりしてる時、不意打ちで誕生日プレゼントをもらって、めちゃくちゃうれしかったけどそれをちゃんと伝えられていない気がしてちょっとしょんぼりした。
  • 「なぜか Android 端末でうまく動かない」「インターネットで見つかる解決策は軒並み役に立たない」という事案が発生してだるかった。なんだかな。結局この日は解決せず。
  • 今月末で辞める同僚とちょっとおしゃべり。退職理由が後ろ向きでなくてよかったと思うし、だからこそ残念だなとも思う。連絡先を交換するとき、「会社を辞めた途端スパッと縁が切れるとか、これまでの人間関係なんだったのって感じじゃないですか」と言っていて、やっぱりこの人好きだなと思った。
  • 仕事帰り、本屋に立ち寄る。あてもなくさまよい、穂村弘『短歌のガチャポン』を購入。この本のこと、たぶん以前から認識していたはずなんだけど、その時は全然ピンときてなかったのに今日は絶対これを買うぞっていう気持ちになって不思議。ずっとこの感じで直感に素直に生きていたい。

何回だって言うよ、世界は美しいよ 君がそれを諦めないからだよ

12.16 土

  • 出かける用事があったけど、いろいろあってそんな気分ではなくなってしまった。寒いし、昼過ぎまでだらだらと過ごす。
  • 今日ははくさい君のガチャガチャの発売日。友達の作ったキャラがこんなことになってるのおもしろいな。本当に店頭に並んでいるのか気になったので街に繰り出してみた。クリスマス前だからか異様に混雑しているパルコのヴィレッジヴァンガードの隅っこに筐体が鎮座していて、自分のことのようにうれしい。
  • 日付が今日になってすぐオンラインストアで注文したからここで買う必要は自分にはないんだけど、でもうれしかったので2回ぶん回した。ダブらなくてハッピー。
  • 昨日いただいたプレゼントを組み立てようとしたけれど、ニッパーがほしくなったので少しだけ進めて、残りは明日やることにする。
  • 書くのは野暮だよなあと思いつつ書いてしまうけど、箱の奥に手紙が入っていることに気付いて、どうしよう、今年うれしかったことランキング1位かも知れない。にこにこ。

最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても 今だけはここにあるよ 君のまま光ってゆけよ

12.17 日

  • 40歳になった。数ヶ月前はジリジリと迫ってくるそれに対して謎にナーバスになっていたけど、今はもう全然関係ないなの気分。2年前、「高校を卒業して上京する」みたいなテンションで福岡に引っ越してきて、今もその感じが続いているから、実質やっと20歳になったみたいなとこある。これからもいつだって新鮮な気持ちで世界と対峙するんだ、おれは。大事なのはそれだけでしょ。
  • 1983年生まれと言えば宇多田ヒカル、ファミリーコンピュータ、東京ディズニーランド、そしてわたしということでよろしくお願いします。
  • 今日も出かける予定があったけど、いろいろあって中止。それはそれでよい。先日連絡がきたのとは別のロースターでコーヒー豆を買い求め(ここも好き)、最近よく通っているカフェでコーヒーとケーキをいただき(意識してなかったけど、誕生日にちゃんとケーキを食べられてよかったね)、最後にセリアでニッパーを買って帰宅。
  • プレゼントを組み立てるとき、ちょっと泣いた。いろんな気持ちになって。
  • 相変わらず『光るとき』をずっと聴いている。わたしが今死んだら、出棺の時に爆音で流してください。人は誰でも「葬式で流してほしい曲」というプレイリストを作ると思うんですが、みなさん進捗はどうですか。自分は最近更新が滞っています。

いつか笑ってまた会おうよ 永遠なんてないとしたら この最悪な時代もきっと続かないでしょう

余談

  • ちょっとまじめに振り返ると、今年は「会社にリソースを割いてみよう」という目標を立てて、それを実践した1年だった。
  • 去年の6月に入社してからの半年間で、入社前に期待していたようなものはここにはなさそうだな…と気付いたのがざっくりとした2022年のあらすじ。それを経て、じゃあ何か新しい「この会社じゃなきゃダメな理由」を探そうとしたのが2023年。それは例えば雰囲気だったり、やりがいだったり、会社のビジョンだったり、給与だったりした。
  • 結論としては、現時点であんまりいい印象を持ててはいない。自分のやれることはまあまあやり切った感があり、それで得たものは多いと思えるが、一方で自分のマジレスに対する会社からのリアクションは総じて期待外れであった。耳障りのよいメッセージを信じたかったが、目の前に提示される仕組みやルールはそれとは程遠いものばかり。信頼は失われ、来年はきっとよくなるという期待感もない。今関わっている業務も、作業中はたぶんドーパミンとかが分泌されてハイな気持ちになれているが、冷静になって、これをずっとやりたいか…?と考えると微妙なところ。
  • 率直に言ってしまえば、今、自分を会社に繋ぎ止めている要素は人間関係だけだ。来年もクリスマスパーティーに呼ばれたいなっていう。しかしそれはあまりにも虚しい。学生のサークル活動じゃないんだから。
  • …と、書けば書くほど残念な気分になってくるが、それは自分のリソースの大部分を会社に注ぎ込んでしまったからの話で、もっと適切に距離をとれば、そこまで居心地の悪いものではない気もしている。昔、「なんでも極端に 0 か 100 かで考えちゃうところがあるから気を付けて」ってニシーさんに指摘されたことがあった。本当にそうだ。「会社」というものについて真面目に考えすぎてた。反省。もっと適当にやっていくべき。望んでいたのとは真逆だけど。あるいは、逆に「仕事なんて学生のサークル活動みたいなもんですよ」と素直に思えたら、今の環境は最高なのかも知れない。
  • は〜、今後の人生をどんな風にやっていきたいのか、改めてちゃんと考えよっと。世界は美しいってずっと思っていたいっす。

ホームに戻る🏠